感情障害

何か嬉しいことがあったとき、あなたの体は、どのような反応を見せますか?手を叩いて喜んだり、周囲の人とハイタッチして喜んだり、ジャンプして飛び跳ねたり、万歳する方も多いのではないでしょうか。嬉しいことや楽しいことがあると、自然とそれらの行動を取ってしまう方は、たくさんいます。また、何か悲しいことや嫌なことがあると、あなたの体はどのような反応を見せますか?うつむいたり、悲しい表情を浮かべたり、物に八つ当たりしてしまう方も多いのではないでしょうか。このように、嬉しいことや楽しいことがあれば素直に喜んだり、悲しいことや嫌なことがあれば落ち込んだりするのは、人間であれば当然のことです。それが普通であり、感情と体が同じ反応をするのは、ほとんどの人に見られます。
しかしうつ病を発症している方の場合、嬉しいことや楽しいことがあっても、素直に喜んだり楽しんだりすることはできません。また、悲しいことや嫌なことがあっても、素直に悲しんだり嫌がったりすることもできず、場違いに笑ったりしてしまうこともあるのだそうです。
このように、うつ病には感情と体の反応を上手くコントロールできないといった症状が見られます。

こうした感情障害というのは、うつ病を患っていなくても陥ってしまうことは多々あります。たとえば、インフルエンザや風邪を引いているときなど、一時的に一過性の感情障害に陥ってしまうことは、よくあるのです。しかし通常であれば、気分を落ち着かせたり、それらの病気が治ったりすることで、症状も改善させることができます。それがうつ病であれば、原因が解消されたとしても、一度陥ってしまった感情障害から抜け出すことは困難となるのです。
これは、自分自身精神的につらくなることの他にも、周囲の人との対人関係にも問題が出てくるようになります。